|
皆さんは『ジェリーベリー・ジェリービーンズ』という食べ物をご存知だろうか? これはアメリカで生まれてから110年の歴史を誇り、今でも販売されている由緒正しきお菓子の名前である。 この『ビーンブーズル』、箱の中には10色のジェリービーンズが入れられている。しかし味は20種。同じ色のジェリービーンズに「美味しい味」と「不味い味」の2種の味が設定されているのだ。 例えば薄茶色のジェリービーンズがあるのだが、これは「カフェラテ味」かもしれないし、もしかしたら「耳カス味」かもしれない。オレンジ色のジェリービーンズもあるのだが、これは「ピーチ味」かもしれないし「ゲロ味」かもしれない。 他 には「リコリス味」か「おなら味」。「バターポップコーン味」か「腐った卵味」。「洋ナシ味」か「鼻クソ味」。「キャラメルコーン味」か「カビチーズ 味」。「プラム味」か「ブラックペッパー味」。「ココナッツ味」か「おむつ味」。「バナナ味」か「鉛筆の削りカス味」。「ベリーブルー味」か「歯磨き粉 味」。 見た目が同じなだけに、口にしてみないと美味しいのか不味いのか分からない。まさに、食べるロシアンルーレットと呼ばれているのである。 このジェリービーンズはジョークの国アメリカらしいお菓子なのだが、パティーなどのゲームで罰ゲームや味を当てるクイズなどに使用されることが多いのだが、日本のように美味しいお菓子ばかりを提供するお菓子メーカーでは考えられない事だが、遊び心のあるアメリカの菓子メーカーが発案し、世界中で販売され、販売実績もあるのです。 私がこの不味いお菓子(ジェリービーンズ)を皆様に紹介するのは、日本の子供達の味覚障害が半数以上の人達に疑われると私のブログでも紹介したが、それは、勿論亜鉛などの味覚に変わる栄養素不足に関係しているのだが、それ以外にも味覚刺激の不足なのである。 偏った食事や好きな物だけ食べる傾向、美味しい(甘い)お菓子を食べ続ける味覚刺激が脳の味覚野の記憶に関係している。 つまり、不味い物を否定し、食べないことで味覚の鍛錬が出来ず、理解されない。ヒトの味覚は美味しい物ばかり食べ続けると脳が美味しい食べ物に対する「快感」を求め続けるのである。 つまり、美味しい物はやはりカロリーも多く、カロリーオーバー気味になるのである。確かにカロリーオフやカロリーゼロなどの飲み物やお菓子なども販売されているが、これらは人工甘味料であり、脳などの栄養素のブドウ糖には繋がらないのである。 私のブログでも詳しくカロリーオフがヒトの味覚に与える影響を提唱しているが、不味い味覚刺激などもヒトの味覚を敏感にさせてくれるのである。 以前、ある小学校でPTAさんから、驚くような質問をされたことがある。 自分の小学生の娘が、台所に置き忘れた腐りかけたリンゴを食べて嘔吐してしまったという質問内容である。 味覚障害ではないかと心配になるというものでした。 味覚障害ではないが、腐ったリンゴを見たことも無ければ、触ったこともない、勿論食べたこともないはずである。 これらは味覚に関する実体験の不足なのである。 だから私は「危険回避能力」の欠如だと指摘して多くの方々に指導している。 私はこの不味いお菓子ジェリービーンズを使用し、小学校や一般の方々にもこの味覚に関する危険回避能力の向上を目的に味覚鍛錬のために使用したいと考えている。 実際には、おむつの味、おならの味などは存在しないが、イメージの世界であり、味(味覚)と匂い(嗅覚)を結びつけるものである。 不味いというのはどのようなものなのか、なぜヒトの味覚は不味い味に敏感に反応するのかなどの味覚に関する授業を行ないたいと構想している。 これらを実施することで「食育」に繋がり、ヒトの味覚の重要性、脳に与える影響など提唱して参ります。 最近では「スローフード」「スローライフ」の考え方が広がり、具体的にイタリアのスローフードを提唱するレストラン、食材を提供する店舗が本場イタリアから代官山に世界で初めてというその名も「イタリー」という店舗が先月オープンしたばかりである。 私はこの店舗に注目もしているし、この会社は本場イタリアでは小学生や子供達に食材の大切さ、ヒトの味覚の重要性を提唱し、教えているのである。 私はこの会社に私が関係している武蔵野市の小学校などで「食育」「味覚」の授業の協力を求めている。 ヒトの味覚は、美味しい物も食べ、時には不味い物も食べてこそ、鍛えられ、味覚が刺激されるのである。 勿論、脳の味覚野が刺激されて活性化するのである。 昨年、ミシュランガイドという、三つ星レストランの数で日本が8件という世界でダントツトップの数なのである。 つまり、日本は世界で一番味覚にうるさい国だからと自負している。 これらには理由もあるのです。ズバリ日本は箸の文化だからである。 私が以前に大学の研究グループの協力で同じ料理をフォークとナイフで食べたときと箸を使用して食べたときのヒトの脳の血流変化、脳波の変化についての実験を試みたことがある。 同じ料理なのに箸で食べたときにはヒトの脳は前頭葉「快感」と頭頂葉「体性感覚野」触覚に関わる部位などが刺激されていたのである。 逆にフォークとナイフではあまり脳が刺激されていなかったのである。 このように味覚はヒトの脳との関わりが深いことがご理解頂けたかと思います。 今後とも、私共はヒトの味覚の重要性を提唱し続けて参ります。 五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦 |
| << 前記事(2008/10/07) | トップへ | 後記事(2008/10/09)>> |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/10/07) | トップへ | 後記事(2008/10/09)>> |